所有権

アクターを複製するときには、1人のプレイヤーのマシン上にオリジナルのアクターが1つ存在することが前提となります。このアクターを、それを複製した全てのアクターのオーナーと呼びます。

複製されたアクターは、複製されたアクターの型の普通のインスタンスに過ぎないため、オリジナルと差がありません。しかし、オーナーには権限が伴うため、オーナーとレプリカのアクターを区別すると便利なことがあります。例えば、全てのプレイヤーアクターに特定のアクションを行わせるメッセージを全てのプレイヤーへ送ると、各プレイヤーが何回か影響を受けてしまうことになります。それは、各プレイヤーアクターは、当然全てのクライアントに複製されているためです。オーナーであるアクターのみでアクションを実行すれば、これを避けることができます。

所有権と複製の確認

Strix Replicatorコンポーネントは、特定のアクターがオーナーであるかどうか、アクターが現在複製を持っているかどうかを確認する関数を提供します。

Get Is Owner

このレプリケーターコンポーネントがオーナーのアクターにアタッチされている場合、trueになります。

Get Is Replicating

このレプリケーターコンポーネントがアタッチされているアクターにレプリカがある場合、trueになります。

Get Is Owner And Replicating

このレプリケーターコンポーネントがアタッチされているアクターにレプリカがあり、かつ、このアクターがオーナーのアクターである場合、trueを返します。